2017/01/20 12:52

12月に入り寒さも厳しくなってきました。東京ではなんと54年ぶりに雪が降りニュースになりました。暖冬と言われていた今年の冬ですが、急に寒くなってきた今日この頃、美味しいホットコーヒーを飲みながら、お友達とおしゃべりしたり、大切な人と何もないひと時を過ごしたいものですね。

さて皆さんは一日に何杯のコーヒーを飲みますか?朝起きて、出社して、ランチのあと、、好きなひとは一日に3〜5杯は飲むのではないのでしょうか。その一方で全く飲まない方もたくさんいらっしゃいます。
では、世界でコーヒーをよく飲む地域はどこだと思いますか?やっぱりシアトル系コーヒーのアメリカ?エスプレッソ文化のイタリア?、、、
実はどちらもはずれで、正解は「北欧」です。北欧と言えば、北欧家具やインテリア、雑貨などが馴染みのある人が多いかと思いますが、実は北欧はずっと昔からコーヒー文化が根付いており、コーヒーは生活の一部になっているのです。

そんなコーヒー大好き北欧ですが、世界中にどこでもあるスターバックスがとても少ないと言われています。日本ではカフェでお茶したくなるとスタバへよく行きますが、では北欧では皆さんどこでコーヒーを飲んでいるのでしょう。

実は北欧はずっと昔からコーヒー文化、それもエスプレッソマシンなんてない時代なので、フィルターでコーヒーを淹れる習慣がありました、なので、コーヒーが世界中で流行りだす前から、当たり前のように美味しいコーヒーショップが街中にたくさんあったそうです。何十年も前から地元に根付いたお店があるため、なかなかスターバックスも進出が難しいと言われているそうです。

ではなぜ北欧の人はそこまでコーヒーを飲むのでしょうか。理由は諸説あると思いますが、先日北欧デンマークへ行った際になんとなく理由が見えてきたような気がしました。一番大きな理由は「ヒュッゲ」だと思います。ヒュッゲとはデンマーク語で「大切な人とゆっくりとくつろぐ時間・空間」というような意味で、日本語には直訳はありません。学校終わりに親友とカフェに行って語り合う時間、週末に家族とバーベキューしたり、おばあちゃん手作りのケーキをコーヒーと一緒に楽しんだり、ビーチへピクニックへ行ったり。そんなまったりゆったりした時間や空間のことを指します。
これはデンマーク人の国民性で、彼らが人生の中で一番大切にしていることです。そんな団らんの時間は、せっかちな日本人にとっては考えられないくらい、長丁場です。夜ご飯の後も寝る間際まで家族とおしゃべりします。シャイと言われるデンマーク人ですが、身近な人とは永遠におしゃべりしたい国民性で、そんなゆっくりと寛げる空間を作る為の努力は惜しみません。
その代表が家具です。友達や家族とゆっくり過ごす空間を愛するばかり、自然と、使いやすくて心地いい素敵な北欧家具たちが生まれてきたのだと思います。
まったりとした空間でおしゃべりが弾む。しゃべると喉も乾きます。家族や友達と過ごすヒュッゲな時間にはコーヒーは欠かさず出てきます。ほとんどの家庭にはフィルターコーヒーメーカーが置いてあり、誰かの家にお呼ばれされれば、まずはコーヒーで出迎えられ、もちろん誰かが家に遊びにくれば最初の一声は「コーヒー飲む?」です。コーヒー意外はまず聞かれません。
モダンデザインの素敵な家具たちに囲まれて、コーヒーをテーブルに置けば、デンマーク人が愛してやまない「ヒュッゲ」な時間の完成です。心地いいチェアと浅煎りの飲みやすいドリップコーヒー。北欧が世界一コーヒーを消費する理由には、家族や友達と過ごす時間を大切にする習慣や国民性があるからこそだと思います。
もちろん、冬が長い北欧。冬は室内で過ごす時間がたくさん増えるからという理由もありますが、「コーヒー飲む?」とい聞かれるのは夏も同じです。(もちろんアイスコーヒーなんて出てきません。大きなポットでホットコーヒーです笑)

コーヒーが大好きな北欧。PNB Coffeeは今まで日本で飲めなかったデンマークのコーヒーを提供するコーヒーショップです。浅煎りのコーヒーは、コーヒーチェリー本来の香りや味を味わうことができ、深煎りのコーヒーとはまた違う楽しみ方ができます。週末の家族の団らんや、大切な人への贈り物にももってこいだと思います。ドリップコーヒーは手間はかかりますが、その分愛情がたくさん入ります。デンマーク人のように家族やお友達との大切なひと時に、シェアしながら楽しんでみてください。